忘れてしまいたいことや。。。

久々に実家に帰ってきました。
父も妹もいて、もちろんアノ母もいて、
賑やかで、疲れてしまったけれど、
まあ親孝行できたのでは。。。
ところで、今日はぼうっと、
人の記憶のいい加減さについて考えてみた。
というのも、ちょっと前に、
友人の車でぐるぐると走っていた時に
私の卒業した短大の近くを通ったので
普段は絶対にそんなことしないのだけれど、
ひょんなことから最寄りの駅近くに車をおいて、
歩いて行ってみよう。ということになった。
私の通っていた学校は駅から少し離れていて、
駅の横には大きな道路が走っており、
歩道橋を渡って行かなくてはならない。
しかし、どうしたことだろう。
歩道橋を渡るまでは体が覚えていたのだけれど、
そこから先がまったくと言っていいほど
思い出せないのだ。。。
なんということだ。
二年間も通いつめたというのに
何にも覚えていない。
その上、私はその二年間の記憶が
とてもとてもあいまいで、
なんとなく、ぼんやりとしか記憶がないのだ。
きっと、忘れちゃっていいんじゃないの?
てゆーか。忘れちゃえよ。。。
そんな風にどっかで私が思っているので、
きれいに忘れちゃってくれてるのだと
思うのだが、やっぱり、少しそれは
こわいよなあ、マズイなあ。。。
と、思うのである。
見たくないもの、聞きたくないものから
そうやって耳を閉じ、目をつむって、
後ろ手にドアを閉めて、二度と振り向かない。
そういうのって、よくないことなのかもなあ。。。
とは思っているのだけれど。。。
ただ、忘れる。という能力は時として
とても大切なものだと思う。
そして、そこまで完璧に記憶から
きれいさっぱり消しちゃうことが
できるのは、ある種の才能なのでは?
もちろん、現実逃避とか色々な見解は
あるのだろうけれど、
私はそこまできちんと忘れられた自分が
なんだか嬉しかったのだ。
忘れてしまいたい!
ってことほどなかなか忘れられなくて、
執拗に追いかけてくるでしょう?
だから、なんだかスッとしちゃった。

そんな風に割と都合よくできていたりもする
ヒトの脳に感心していたのである。
でも飲みすぎで記憶がとぶのだけは
かんべんだよね〜。。。