ナンプラーばんざい!

にんじんを皮むき器で無心になりひたすらむき、
千切りにし、塩でもんだあと、
ごま油とナンプラーとたかのつめであえたら
とてもおいしかった。
ナンプラーばんざい!!!

ところで友達のおばあちゃんがなくなった。
95歳の大往生だったそうだ。
そして、親や親戚がよってたかって、
遺産のことでもめていて、
若・貴騒動どころじゃないよ!
と元気に話してくれた彼女の隣で、
おもいきり泣いてしまった。
なんということだろう。
泣きたいのは彼女のほうなのに。
私はいつもそうだ。
そして自分のそういうとことがとても嫌いだ。
それに私は、自分の祖母の死から
ちっとも立ち直れていない。
本当に困ったものである。
自分の祖母の思い出を、
他人の中に見出して、感傷的になり、
泣くなんて最低だと思う。
本当に失礼だ。
心から謝りたい。
ごめんなさい。

でも、どうしても祖母と過したあの濃密で
異常なほど色々なことに敏感になっていた
あの一年を、おばあちゃんの笑顔を、哀しみを
最期の瞬間を忘れることが出来ないし、
忘れてはいけないような気がするのだ。