コトバの不思議

随分と春めいてきました。
ここのところ本当に信じられないくらい
色々なことが起こっていて、
ちょっとついていくのに精一杯な感じです。


さて、そんな中でやっと時間がとれて
今日は美容院に行ってきました。
美容院に行くと必ず女性誌をバーンと
目の前に置かれると思うのですが、
その中にモード系のファッション誌の
「High Fashion」があり、なにげなく
パラパラとページをめくっていました。
すると後ろの方に英文の記事が数ページあったので、
最近、仕事で必要かなと思い割と真剣に
英会話の勉強をしている私はそのページを読み始めました。
色々な記事が掲載されていたのですが、
その中のひとつにとても興味をひかれ、
ななめ読みになってしまいつつも
夢中になって読み進めていました。
そしてその記事を読み終え私は、
この人はずいぶんとよしもとばななみたいな
文章を書く人だなあと思いました。

それからしばらく美容師さんとバカ話に花をさかせ、
また少し間が空いた時にもう一度雑誌を手に取り、
またパラパラとページをめくっていました。
すると飴屋法水についての記事があったので、
ちょっと驚いて今度はその日本語の記事を読み始めたのです。
というのもさっき読んでいた英文記事の中に
Ameya-sanという記述があったからです。
するとどうでしょう。やっぱりと言うべきか、
英文記事は日本語記事を翻訳したものだったのです。
そして、驚いたことにその日本語記事を書いていたのは
よしもとばななだったのです。。。

正直言って私はその英文記事を完璧に読めたわけではありません。
単語もわからないものがたくさんあったし、
文法だってあやしいものです。
でも何故かとてもよしもとばななっぽいことを書いている。
ということはよくわかりました。

また最近私は英会話の勉強のひとつとして
英語でしゃべらナイト」の教材の付録にあった
音読ドリルというものをやっています。
これは、とりあえず意味なんてわからなくてもいいから、
一日五回ドリルにある文章を音読していく。
というものです。
第1回目は大リーガーのルー・ゲーリックの野球のへの惜別の辞。
第2回目はキング牧師のあの有名な演説。
今のところその二つを終えたのですが、
何度も読むうちにぼんやりと意味が理解できはじめます。
でも、だからといって完璧に正しくは理解できないのです。
しかし、最終的に私は感動しものすごく
感情移入してしまい泣きながら音読をしました。

言葉って不思議だなあ。
あらためて思い直した一日でした。